温泉地土産や旅館で出される茶菓子の定番品 <グルメ・趣味・明治>

全国的には白や茶色の蒸し饅頭が主であるが、趣味の多様化応える特徴的な商品も珍しくはない。

温泉饅頭の発祥地は、群馬県説、伊香保温泉説などが言われているが、それ以前に類似のものがなかったという証拠はない。

また、明治時代、温泉地の名物となる菓子商品を開発する際に、薄皮饅頭が注目され、その中の成功事例が全国普及を後押しをしたことは想像に難くない。

発祥の地ともいわれる伊香保温泉では源泉をイメージする色を与えるために、源泉や湯の花を配合したこともあったが、いい結果が得られなかったため、入手が容易になりつつあった黒糖を使用したと言われている。

また、他の温泉地では源泉を配合したり、高温蒸気を用いて製造したケースもある。

温泉蒸気を用いて饅頭を製造した例は、江戸時代に熱海温泉の源泉の一つ「風呂の湯」で行われた記録が残る。但し土産物としてではなく主食としての製造である。
update:2009年10月01日